【塾の毎日/家庭学習の時間もまたトレーニング。】

塾に入れば、家庭学習の習慣もすぐにできますよね。
いえ、そんなに簡単なことではないし、これもまたトレーニングが必要なことだと考えています。

大人でも、毎日15分何かを継続してみようって思っても、なかなか難しいものだったりします。昨日までしていなかった、できなかったことを今日から急に理想通りにできるようになる。何かそうしたいと強く思わせるきっかけがあれば、急にスタイルを変えることもできるかもしれません。でも、その強いきっかけからずっと継続・持続するということもまた強い意志が必要なこと。色々と自分に合わせたやり方や強い意志の生み出し方を探していく必要があると思います。

家庭学習を継続する習慣を身に着けるためにも、私はトレーニングが必要だと考えています。

最初は15分毎日自分のために復習に取り組むトレーニング、今度は30分取り組むためには何が必要だろうかと考え、実際にチャレンジしながら、30分取り組むための新しい方法を試してみたりする。好きなことに取り組んでいると無意識に集中して時間を忘れてしまうこともありますが、勉強、特に基礎力をつけるための反復練習や分からない問題を理解するまでの復習ってつらかったり、壁にぶつかって心が折れてしまうことも多いもの。でも、練習や復習なしには勉強って進まないもの。この課題に『自分はどうしたら目標とする時間向き合えるだろう』と自分なりの方法を模索し、実際に試して、また取り組み方に工夫を加えて・・・というように自分なりの家庭学習の習慣を、自分自身の学習に向き合う方法を探すトレーニングの時間が必要です。

自習、自ら学ぶ時間というのは学習には不可欠です。塾で勉強に取り組む中で、自分に合わせた学び方を見つけてもらい、大人になってからも大きな力となる自ら学ぶ力、学んだことを活かす力を育ててもらいたいと考えています。それは『やってみたいをカタチにする』力のひとつだと考えています。

家庭学習もまたトレーニング。トレーニングに前向きに取り組んで成長しているお子さんを数カ月、半年、一年というスパンで比較して頂き、その成長にスゴイねって言葉をかけてあげてほしいです。