【塾の毎日/自分を知る、自分を理解する。】

自分自身がどういう問題で間違えるのか、どういうときにケアレスミスしやすいのか。授業や宿題のチェックをするときにこの部分を特に意識するように一緒に確認する。『間違える』ということは悪いことじゃない、こうやって一緒に勉強を進めていく中では『成長のきっかけ』だと考えている。自分自身がどういう問題を苦手としているのか、自分自身で把握ができていれば、じゃあこの弱点に対して自分自身がどうしたいかと明確に考えることができる。自分が向き合うものが何か、明確じゃなければ対策しようといってもそれは難しい。ケアレスミスも、どういうときにケアレスミスしやすいかはあくしておくことで、自分が次にそういう場面に出会ったときに、あっ、これは自分がミスしやすいところだ、気を付けて解いていこうって意識することでケアレスミスを避けることができる。

僕も日々色々なことに取り組む中で苦手だなぁ、どうも好きになれないな~と思うことに出会ったりすると、ではどうして苦手と思うのか、好きになれないのかという原因を明確にすることにしています。いつからそんなことを始めたのかなと振り返ってみると、実際中学生の頃に小学生の家庭教師として教えることをスタートしたのですが、その頃自分自身が解けないとあきらめてしまう人間だったら、生徒に諦めないで解いてみようなんて言えないよ、だから自分自身もまずは行動からそうしなきゃと思うようになったことがきっかけだったのかもしれません。ケアレスミスもそう。調子がいい日もあれば、なんだかうまくいかない日もある。毎日同じ状態ではないけれど、こういうときはこういうミスをしやすいから気を付けよう、自分自身を知り自分自身に起こりうる状況を事前に意識することで随分と結果は変わってくるもの。

ただ勉強するだけではなくて、自分の成長のために勉強を活用する。そうすることで、どの勉強も自分にとって役立つというように感じてもらえたらいいなといつも考えています。