【塾の毎日/どうしてこんなに言語ってあるんだろう?】
昨日小学生の生徒と英語と国語の勉強をしていた時のこと。最近疑問に思っていたことを質問してくれました。
『先生、どうしてこんなに世界に言語って色々あるんだろう?』
『ひとつだけだったら、もっとみんな簡単にお話ししできるのにね。』
うん、確かにその通りなんだよね。でも、どうしてこんなに生徒が思うように不便にも色々な言語があるのか、ちょっと一緒に考えてみることに。一番身近な例として、日本語の中でも住む場所によって方言などその地域に住んでいる人にしか伝わらない言葉があり、同じ日本語なのに分からない時ってあるよね、ということで道内の人には通じるけれど道外の人には通じない言葉の例、また北海道から一番近い都道府県の青森県の津軽弁の例をあげてみました。そうか、同じ日本語でも暮らす場所が違えばこんなに言葉って違うんだ、って初めて分かった~との返答が。次に地理的な条件。今は世界のどこにいても、話そうと思えばいつでも話せる時代。飛行機などで昔に比べたらはるかに短時間で地球の至る所に行けるし、宇宙にまで行ける時代。でも、言語が生まれた頃ってどうだろう?移動するのは徒歩、あとはせいぜい動物かもしれないよね~。ということは自分と同じ場所に暮らしている人と色々な考えや伝えたいことを教え合うことができれば良かった・・・ってか考えてみると、そこに住んでいる人の中でお互いこういう音を出したらこのことでってところからそれぞれの独自の伝えるルールが生まれたのかも・・・って考えてみることもできるかもね~。さらに実は言語には構成や成り立ちが似ている言語も多いんだよ~なんていくつかの私からの推理や事実を伝えてみると、色々と思うところやこんなこともあるかもね、と思いついたことがあったようで、次の時までにもうちょっと考えてみるねと笑顔で帰っていきました。
知識を学ぶだけじゃなくて、『どうして?』って疑問に思ったことを今まで学んできたことや考えてきたこと、また考える上での新たな視点を届けたうえで『知識を生かして自分なりの考えを持つ時間』というのも一緒に勉強する中で大切にしたいなと考えています。
自ら『やってみたいをカタチにする』、自ら自分の可能性を切り拓き、広げていくためにはとっても大切なことだと考えているので。
写真は教室に最近増やしている緑シリーズの新しい仲間、ミニ盆栽です。
札幌エスタの地下一階にあるフラワーショップ花水木さんで購入してきました。
花水木さん、色々丁寧に教えてくれるので、とっても選びやすいんです☆