【塾の毎日/ネット個別指導について解説してみる。】

【ネット個別指導の仕組み】

Eduの塾のネット個別指導の仕組みについてまとめてみようと思います。

Eduの塾では、ネット個別指導にGoogleのビデオ通話サービスである『ハングアウト』をメインで利用しています。『ハングアウト』は、スマホアプリやタブレットアプリも用意されているため、ご自宅にパソコンがない場合でもビデオ通話ができることもあり、ビデオ通話によるネット個別指導には『ハングアウト』を活用しています。

授業の際には、授業開始10分前にビデオ通話の招待URLを教室から送り、授業時間になったらそれをクリックしてもらうだけ。難しい操作や設定が必要ないという点もネット個別指導では大切なことかなと思っています。

今はスマホだけでも十分ネットはできるので、自宅にパソコンがないよ~、光などの高速回線を準備していないよ~という方も増えていると思いますが、Eduの塾では状況に合わせていつでも自宅からビデオ通話による授業に切り替えることもできるように、ひとりひとりの生徒の自宅の通信環境・持っている機器に合わせて『ハングアウト』をメインとしつつ授業で使うビデオ通話アプリを提案しています。

『ハングアウト』では、カメラでお互いの顔を見ながらリアルタイムで話ができるほかに、画面共有機能があり、教室側のパソコンから説明用のプリントを表示したり、ホワイトボード代わりにペイント(絵を描く機能なので、マウスやペンタブを使って直接書き込みができます)画面を共有したりと色々な機能を使いますが、それも教室側からの操作なので基本的に生徒側の方で難しい操作はありません。パソコンで授業をする場合にはパソコンに内蔵されていない場合にはwebカメラやマイク等の準備が必要になります。操作に慣れてきた生徒にはペンタブレットなども準備してもらってホワイトボードに書き込んでもらうこともありますが(この場合は、ホワイトボード機能のあるzoomなど、別のビデオ通話アプリを利用して授業します)基本的には解いた過程を確認する時にはアナログですが、ノートをカメラに近づけて確認させてもらう形にしているので、ペンタブレットなどの機器を購入しなくても授業ができるようにしています。

ビデオ通話は、複数の生徒が同じ画面上に入ってやり取りすることも可能なのですが、Eduの塾では一対一で接続を行っています。ネット個別指導は通常マンツーマン指導になっているのですが、現在教室に通っている生徒の皆さんにも自宅からのビデオ通話による個別指導を行っており、教室では1対2の指導を基本としているため、2名同時にビデオ通話で授業を進めるときもありますが、そんなときは教室側で2台のパソコンを用意し、別々のビデオ会議を開き、こちらでマイク等を切り替えながら授業をする、そんな感じで授業を進めています。

Eduの塾では、前身のAEPの時代に2003年からテレビ会議システムを活用したネット個別指導をスタートしました。元々は、塾がない北海道の町村部や、部活動などに一生懸命取り組んでいて、帰宅後ちょっとひと眠りしてから23時位から勉強したい、という生徒のために生まれたコースだったのですが、その後自宅から出ることが難しい生徒達の学習サポートや職業訓練など様々な場面でこのネット個別指導を活用した授業を行ってきました。

今までビデオ通話を活用した授業を行ったことがない学習塾の方で導入を考えている、という方からの質問も頂きましたが、ハングアウトなどを活用したマンツーマン個別指導に関しては、導入しやすいかなと思います。多人数に向けた指導だと、生徒の様子などがつかみにくくてコツをつかむまでなかなか苦労すると思うのですが、まずはマンツーマン指導から導入されて、自分自身でビデオ通話で授業する感覚を掴みながら事前に必要な教材準備や、学習サポートの仕組みを考えていくのがよいかなと思います。まずは自分で使ってみよう、そして使ったうえで教室で対面指導をする際との違いを把握し、生徒達も感じるであろう違和感を薄めていくことが大切になるのかなと思います。

ビデオ通話アプリについて、分かりやすく比較されていた記事がありました。

Zoomだけじゃない。無料で使えるビデオ会議アプリ徹底比較……Teams、LINEのメリット・デメリットとは
https://www.businessinsider.jp/post-210635

これからビデオ通話を使ったオンライン授業導入を考えている方は是非見てみてください~。

ネット個別指導

※写真はネット個別指導で生徒が画面に入ってくるのを待っている私の様子です。