【塾コラム vol.5/はじめての90点台。】

【塾コラム vol.5/はじめての90点台。】
 
先日学年末試験の結果が返ってきた高校生の生徒。中学、高校の試験で90点台をはじめて取った。笑顔で『頑張って試験勉強をして結果が出るとこんなに嬉しいんですね』と一言。今まで試験はなんとなく赤点を避けていけばいいかな、位の気持ちだったそうだ。塾には将来的な目標があって、その目標の実現に向けて学校の勉強から離れて中学範囲からの数学・英語・国語読解力と表現力の強化を目指す授業をしている。でも今回は色々と話す中で、どういう勉強を試験向けにしていくとよいかアドバイスしながら、教室で自習日と自習時間を増やし、今までやったことがない『本気の試験対策』をやってみることにした。そして結果の90点台。
 
実際にこうやって90点オーバーの試験を目にすると、次ももっと頑張りたい、このまま他の試験もせっかく受験するなら試験前にちゃんと勉強して、良い結果を残したいなって思うようになったそうだ。そう、これでいい、そう思ったらそこから成長や学びってのはなかなか広がらないのだけど、次回はもっとこうしたい、こうなりたいという欲求が自分の中に湧いてくると、自分の可能性を広げるきっかけが生まれる。それがやってみたいをカタチにするための入り口。
 
好きなことだけを選んで、それだけに前向き。あまり好きではないことには後ろ向き。それもひとつの選択だと思うのだけど、色々な秘めている可能性を広げ、自分自身を育てていく時期には苦手なことに対しても、やらずに目を背けるんじゃなくて、まずは自分自身でしっかり向き合って、実際に苦手克服に取り組んでみたり、自分がどこが苦手と感じるのか行動を通じて分析してみたり。そういう機会をもってもらえるように、普段から生徒達と色々な話をしている。
 
やってみたいをカタチにする。自らの人生を切り拓く。それぞれが持っている可能性と才能を自らより育てていく大人になってほしいなぁ。
 
だから、まずは自分自身が苦手なことにも向き合い、そして今の自分にできることからやってみよう、そう前向きに生きていくのっていいね、と私自身の行動を通していいかもと感じてもらえるように、まずは人にしてほしいと思うことは自分からの気持ちを忘れずに、と自分にいつも語りかけています。