【塾の毎日/英語ができるようになりたい。】

英語が分からない。中学校の時には点数が取れていたのに、高校に入って全く分からなくなった。
中学1年生はなんとかついていけたけれど、2年生になって不定詞が出てきたあたりから分からなくなった。中学3年生になって急に英語がついていけなくなった。

ちょうど夏休み前のこの時期、英語の勉強に悩む方々からの相談を受けることが多くなります。

小学校から英語を学習するようになり、最近の中学の英語では単語数が増加し、以前であれば中1はbe動詞・一般動詞と助動詞canの使い方を理解し、2年では未来形やcan以外の助動詞を学習・・・という流れだったのが、現在はご相談頂いた方の学校の授業の様子を聞くと、be動詞・一般動詞は小学校でもやってきたよね~という感じで中学授業が進んでいたものの、3単現のsって何?、いやそもそも3単現って何?という疑問が解決しないままどんどん新しいものが出てきて・・・という状態になっていることが多かったりします。

中2では元々不定詞が出てくるあたりから英語の難易度が一段上がる(to+原形という同じ形なのに意味が変わる)のですが、最近はその用法の『名詞』『形容詞』『副詞』というものがどういう役割の言葉なのか、というところが体験授業で初めて知った、という生徒達も多かったりします。もっというと、動詞の意味を補完する、助ける役割があるから『助動詞』と説明すると、そういうことか~と目を輝かる生徒達もいました。

中2までを乗り切って中3になると過去分詞を使う受動態や現在完了の登場回数が増えます。この過去分詞の登場も混乱するひとつのポイント。現在完了はhave+過去分詞という形ですが、このhaveは突然『助動詞』としての役割が追加されるのですが、今まで使ってきた『持つ』という一般動詞とは別の助動詞という役割を持っているということを知らず、haveを前に出せば疑問文になるという形を覚えると、いつの間にか一般動詞のhaveが入っている文もdoやdoesを使わずにhaveで作るようになってしまう、そのうち今までできていたbe動詞や一般動詞の疑問文・否定文も崩れていく。

どうして分からなくなったのか。ご相談を頂いた方と話しながら紐解いていくと、色々とその理由が明確になっていきます。実は私も今でこそこうやって英語を教えているのですが、中学に入った時に初めて英語に触れ、その時に英語の教科担任の先生が、みんな塾でbe動詞や一般動詞はやっていると思うから説明は省略するな~という絶望的な言葉を聞き、全くbe動詞や一般動詞について分からず中3の時に独学で繰り返す中で仕組みを理解することができて、中2まで一度も平均点に届かなかった英語が急に高校受験では社会と共に一番高得点を取れた教科に変わり、高校では英語が得意な人とと思われていました。(ちなみに私が住んでいた地区は小学生から塾に通うのが当たり前の地区で、中学校で塾に通っていなかったのは私だけ、という場所だったので、今思うと先生の発言も仕方がないのかなとは思うんですが、能正少年にとっては絶望的な時間でした 笑)

一度混乱してしまった場合、イチから自分の今の認識と正しい認識をすり合わせながら、自信を持って文法の仕組みを説明できるような状態にしていくことで、英語力を積み上げていく基礎をしっかり作ることをオススメしています。中学英語の復習を行う場合、半年から1年程度かかることが多いのですが、be動詞・一般動詞・助動詞の仕組みを理解すると疑問文・否定文を作ったり、並び替えをする時に基本の並びの部分がしっかりできるようになり、英語ができるようになってきた、という自信と前向きな気持ちを持って少し難しい部分にも取り組んでいく生徒達が多いです。

ということで今回は英語をテーマに語ってみました。