【塾の毎日/ただこうして、じゃなくて。】

やってみたいをカタチにする、自らの可能性を切り拓いていく人間になってもらいたい。そして、みんな生徒達はそういう大人になる才能を持っている。いつもそう考えています。そのためには、色々と今まで自分が考えていなかった角度から物事を考え、自分自身どうしたいかしっかり考える機会を持つことが大切。そしてそれはほんの小さなことから。

生徒達はそれぞれ育ってきた環境が違う。だから、まだ実はこういう考え方もあるんだなって出会っていないこともたくさんある。どうしてそんなことも知らないの?と言う人もいる。でも、それはその方の生きてきた世界の中での常識であって、みんなが同じ感覚を持ち合わせている訳じゃない。でも、そういう考えを持っている、そういう世界で生きている人がいるということを知るのは大切なこと。

例えば、教室で帰る時の生徒達の机の上の様子は様々。机の上をできる限り綺麗にして、ゴミをきちんとゴミ箱に捨てて帰る生徒。消しかすなどのゴミは机の一箇所にまとめて帰る生徒もいる。でも、ゴミはそのまま、消しかすなども集めずに帰る生徒もいる。ゴミは捨てて帰ってね、とルールを作り掲示するのは簡単。でも、きっとそれだけじゃ響かない。ルールがあるからそうするだけで、どうしてそうした方が良いのか、考える機会を持たずに終わってしまうから。

きっとゴミをそのままにしてしまう生徒は、お家の方がいつも代わりに綺麗にしてくれているのが当たり前なのかもしれない。生徒達がどうしてそういう行動をするのか、色々と思いを巡らしたうえで、どういう形で考えるきっかけを届けるのが良いのかを考える。そういう考えるきっかけを作り、生徒本人の中にも、その考えるきっかけから〇〇と思うから、こうしていこうという自分なりの考えが生まれるようにすると、そこからまた様々な自分自身の行動を見つめなおすきっかけが生まれ、さらに成長する機会になっていく。

ということで長々何を書きたいの?、早く言いなさいよという方もいるかもしれませんが、ある生徒が最近毎回しっかりと机をきれいにして帰ってくれるようになり、さらにゴミの分別に関してもこれはどこに捨てたらいいかと確認してくれるようになったのを見て、また一歩自分自身の可能性を切り拓く才能を一歩広げたなぁ~と嬉しくなってこのコラムを書いたのでした。