【塾の毎日/生徒達からの笑顔の報告】

新学期が始まり、生徒達はひとりひとり目標を持って取り組んでいます。人と比べてしまうと焦る気持ちやイライラが募ってしまうこともあるかもしれません。でも、僕は生徒達にこの前の自分から次はこうしたいを実現できる、自分で努力してその自分に到達できるって本当に素晴らしいことだよと伝えています。だってそれは自ら道を切り拓き、なりたい自分になる術を考え、実践し、身に着けた証拠ですから。

小テストや単元テストに真剣に向き合う生徒達。試験をするかもしれない、という予告が出たら自分はどう準備したらよいか、尋ねてくれます。真剣に向き合う生徒にこういう取り組みをしてみるのはどうか、アドバイスはできます。でもそれを実践し、努力を積み重ねるかどうかは生徒一人一人の決断と行動の積み重ね。生徒にとって大切な一段を、一歩を踏み出せるように、生徒の状況や考えなど、色々と話したり観察しながら今『やってみよう』と思ってもらえるアドバイスをできるように心掛けています。たまに生徒達の今の一歩を見誤ってしまうこともあります。そんなときは神庭楼と思ってくれた生徒に申し訳ない気持ちでいっぱい。私の見極める力がまだまだ足りなかったと反省し、自らの力をもっと鍛えなきゃいけないね、と考え自分自身も色々行動に移してみることにしています。

先日同じ日に5人の生徒が笑顔で学校の単元テストや小テストを持ってきて見せてくれました。

苦手だと思っていた歴史の範囲の単元テスト、授業で一緒にまとめ、どういう風に勉強していくと覚えやすいかをアドバイスして、それをGWも繰り返し取り組んでいた中学生。満点です。漢字も完璧。もう拍手です☆

自分は自分。自分のよくミスする部分をメモして、毎回それを確認してから数学の練習に取り組んでいた中学生。50点満点の48点。嬉しかったと同時に、前日にここも取り組んでいたらきっと満点だった。次の定期テストはさらに他の教科も同じように自分のミスするポイントを意識させて取り組んでいきたいと新たな決意。

分からないところを徹底的に見つけて解決していこう。最近毎日学校終わりに数時間教室で自習して、分からなかったところを授業で解説を繰り返している高校生。最近ますます前向きな姿勢で学習に取り組んでいる。

今まで字の書き方が雑と言われて、学校の先生の字が雑なのになんで?って尋ねてきた小学生。でも、僕も字をできる限り綺麗に丁寧に書くように心掛けている理由を話したら、最近本当に丁寧な字を書いていて漢字の試験で満点。自分のために綺麗に書くことにしたよと言ってくれた。ありがとう、気持ちが伝わって嬉しいよ。

単元テストの前日は、先生に見てもらって何かあと意識できることをアドバイスしてもらおうと思っていたという高校生。満点。人間ミスはするものだ、ミスをまたしないように対策を考えていくと人間として成長できると思うんだ、僕は今もその繰り返しという言葉に共感してくれた生徒。

やっていない、自ら行動していない人間が語っても、その言葉には何の力もない。生徒達にやってみよう、やってみないというのであれば、まずは自分自身がどうしたらこんな自分になれるかな、どうしたらできるようになるかな、を積み重ねていかなきゃと私自身は考えている。成長する生徒達にこれからもアドバイスできるよう、今年も体の横幅はさらに小さくするけれど、人間として成長していきたいなと報告を受けて改めて思ったところです。