【塾の毎日/ベストな勉強法を教えてください。】

たまにSNSなどのDMや、直接お会いした時に聞かれることのある質問が、『ベストな勉強法を教えてください。』というご質問です。

正直なところ、私にはこの質問に対しては『ベストな勉強法は人それぞれなので、教室で一緒に勉強する中で、それぞれに合ったベストな勉強法を見つけてもらえるように色々試しています。』と答えています。もっとも、ベストを求める方には20年以上も塾をやっているのだから、これだみたいなものがあるんでしょ、と言われることが多いのですがないんです、ほんとに。

ないのです、というよりは、こういうやり方もあるよ、こんなやり方が合うかも、と提案できるものがあるけれど、どれがベストかはやっぱり生徒ひとりひとりが試してみて、実際に自分に合ったやり方か確かめてみないとそれがベストかは判断できません。

ある生徒は先にある程度学校でこれからこういうことをやるよ~、と事前予習を厚めにすることで、これからやることが分かっているという『安心感』があることで、落ち着いて学校の授業を受けることができるという生徒もいれば、学校で分からなかったところを徹底的に復習する取り組み方の方が自信がつくという生徒もいます。事前にケアレスミスが起きやすいポイントをしっかり例題と共に確認して、どこに注意をするとよいかしっかり気が付けた、ということで苦手意識を払しょくして自分もできると自信を持つ生徒もいれば、間違えるという経験を通してどうして間違えたのか、どうしたら防げるのかということを一緒に考えることで意識的に課題を認識して学習に取り組むことができる生徒もいます。

視覚的な暗記が得意な生徒もいれば、何かエピソードや実際の生活に結びつけて興味・関心を持つことが記憶に残るポイントになる生徒もいます。

大人になっても、『学ぶ』という場面はたくさんあります。自分の道を切り拓くために、『自分に合った、自分らしい学び方』を知っているということは大きな力になります。だって、もう自分なりの学びスタイルが確立しているのであれば、いつでも学ぶことをスタートできますから。

そんな思いから、自分に合った学び方、自分の状況に合わせた学び方を創る期間として学生時代に色々チャレンジしてもらえたら、と思い宿題の出し方なども含めて、Eduの塾では色々な勉強法を私自身も考え、生徒達と試しています。